皆さんこんにちは。souです。
今回は映画「ジョーカー」を観たので感想をシェアしたいと思います。
ジョーカーは「バットマン」シリーズに登場するスーパーヴィラン、悪役ですね。
この映画はそのジョーカーに焦点をあて、アーサー・フレックという人物がどのようにジョーカーとなっていくのかを描いたお話です。
この作品もいろいろ考えさせられて大変面白かったので興味のある方は是非ご覧ください。
それではいきましょう!
概要
ジョーカーはアメリカで製作され、2019年10月4日に公開された心理スリラー映画です。トッド・フィリップス氏が監督・共同脚本を担当しています。興行収入は公開前の予想を大きく上回る形で大ヒットし、全世界で約10億7400ドル(約1074億円!)に達し、R指定映画として史上初めて10億ドルを突破した作品となりました。主演のホアキン・フェニックスの鬼気迫る演技や社会問題に切り込むストーリーが評価され世界中で話題を呼び、アカデミー賞では11部門でノミネートされました。
あらすじ
物語の舞台は1981年のゴッサムシティ。アーサー・フレックはピエロのバイトをしながらコメディアンとして成功することを夢みていました。しかし、彼は突然笑い出してしまう精神疾患、貧困、介護が必要な母親との生活に苦しんでいました。彼の病気や不安定な精神状態は周囲に理解されず、生活は困窮し福祉のサポートも打ち切られ、周囲の暴力や嘲笑を受けていくうちに彼は次第に現実と妄想の区別がつかなくなっていきます。ある日、彼が自衛のために3人の男性を殺害したことをきっかけに彼の人格は暴力的に変貌していき、最終的に狂気に満ちた悪のカリスマ「ジョーカー」へと転じていきます。
感想
ホアキン・フェニックスの演技がすごい
主人公のアーサーフレックを演じるホアキン・フェニックスの演技がすごすぎました。一言で言えば
「すべてが不気味」。
疾患から来る突発的な笑いをどうにか収めようとするもこらえきれず笑い続けてしまうシーンや妄想で盛り上がっているシーン、カウンセラーとの会話のシーン。さまざまなシーンのさまざまな所作がなんだか不気味なんです。
それに合わせて前半から後半にかけて徐々に理性を失い狂気を解放して目の色やまとう空気が変わっていく様子が、ずっと不穏な演出と相まって、不気味でこわいのに見てしまう。完全に引き込まれてしまいました。
また彼の体が不健康そうな痩せ方をしているんですよね。手足は細く骨が浮き出ているが腹回りには肉がまだ残っているような、身体からすでに不気味なんです。この身体を見て役作りの妥協のなさも感じました。
アーサーかわいそうすぎる
もしあなたが精神疾患を持っていてそれを周囲が理解してくれず、貧困に喘ぎ、介護が必要な母親と暮らし、福祉サポートも打ち切られたらどうしますか?
自分の努力だけでは乗り越えられない問題をいくつも抱えた状態で社会や未来に希望を持ち続けることはできますか?
私なら正直難しいと思います。
結構詰みな状況じゃないのと感じてしまいました。アーサーには同情します。そりゃ狂っちまうよ。
社会福祉の必要性
日本では時々「無敵の人」なんてネットで言われるような無差別に大勢の人を傷つける人間の事件が流れてきます。そういう人ももともとは恵まれない環境の中で踏ん張ってきた人なのだと思います。
我慢して我慢して、がんばってがんばって、それでも理不尽な世界に押しつぶされて、あるときバキッと折れてしまったんじゃないでしょうか。
人は誰でもジョーカーになる可能性があると感じました。
そして、ジョーカーになってしまった人を救うことはできないとも思います。もう振り切れてしまった人を元にもどすことはできません。苦しんでいる人が振り切れる前に救われないといけない。
そのために社会福祉の必要性を感じました。社会的弱者とされる人から目をそらしてはならないのだと私は学びました。
まとめ
映画「ジョーカー」を観て感じた事を書いてきました。まだ観てない人はホアキン・フェニックスの演技、役作りの半端なさを観てほしいです。そして、がんばる社会的弱者に救いがないとどう変貌していくのかを観てほしいです。
ジョーカーの続編である「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」が2024年10月4日にアメリカで公開されます。
前作から2年後の話だそうですが、アメリカでの公開日がちょうど2年後の同じ日なのはわざとなのでしょうか。
日本での公開は10月11日なので観に行きたいと思います。
あと恥ずかしながら私はまだ本家のバットマンシリーズを観ていないのでこちらも必ず観ようと思います。
今回も面白い映画でした!
それでは。
「ジョーカー」はAmazon Prime Videoで観られます^^
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